原子力システム研究開発事業
平成17〜19年度採択課題中間・事後評価
資料5

原子力システム研究開発事業−基盤研究開発分野−中間評価 総合所見公表用

評価の概要

1.研究開発課題名及び研究開発分野
  • 研究開発課題名:高速炉実機未臨界状態で行う反応度フィードバック精密測定技術の開発
  • 研究開発分野 :基盤研究開発分野
2.研究開発の実施者(再委託先まで記入。研究代表者は筆頭とすること。)
機関名:独立行政法人日本原子力研究開発機構  代表者氏名:岡嶋成晃
機関名:国立大学法人名古屋大学  代表者氏名:山根義宏
機関名:公立大学法人会津大学  代表者氏名:兼本 茂
3.研究開発の概要

 高速炉において、未臨界状態で、臨界法と同等の精度で反応度特性を測定する技術を開発する。本開発によって、安全評価に重要な反応度フィードバック要因や安全性確保に重要な炉物理諸特性を、実機の起動前炉物理試験で広範囲に確認できるようになる。その結果、革新型高速炉の開発コスト及び時間の削減を達成が期待できる。

4.中間評価結果
  • 実機をモックアップ試験装置として取り扱うことのできる本手法は、研究開発の時間的、経済的な制約を緩めることに有用であり、その成否はエンジニアリング開発がカギを握っている。本研究開発において、その第一歩を踏み出したことは、大きな意義があると評価でき、本課題は継続すべきである。
  • ここで開発した成果は実機に適用することを目標としているが、マイルストンの第一段階として、「もんじゅ」への適用を意識して成果をまとめてもらいたい。
5.総合評価 A(期待以上の成果が見込め継続すべき)
B(ほぼ期待通りの成果が見込め継続すべきだが、計画について一部調整の必要がある)
C(継続するためには、計画の大幅な見直しの必要がある)
D(継続すべきではない)

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Japan Science and Technology Agency 原子力システム研究開発事業 原子力業務室